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樺沢紫苑3つの幸福④

「BE」の幸福と「DO」の幸福

「セロトニン的幸福」と「オキシトシン的幸福」は、そこにある幸福感です。
 言うなれば、いま目前に存在する「BE」の幸福感です。
 朝起きて、朝日を浴びて「気持ちがいい」と感じるのは、セロトニン的幸福が「ある」のです。しかし、その爽やかな気分になれない人もいます。
 また、朝配偶者や親が朝食を作ってくれるのは当たり前でそのありがたさに気付かない人も多いでしょう。そこには「オキシトシン的幸福」があるのです。
 私たちはセロトニン的幸福とオキシトシン的幸福、すなわち「BE」の幸福を既に手に入れている場合も多いのです。
 しかし、それは意識し、注意しないと見逃してしまうのです。

 一方、「ドーパミン的幸福」は行動や努力の結果得られる幸福、言うなれば、「DO」の幸福です。
 何かを「する」ことによって得られ、何もしなければ得られないのが「ドーパミン的幸福」です。
 従って、行動すればするほど、「DO」に見合った「ドーパミン的幸福」がえられます。

幸福は結果ではなくプロセスである

 多くの人は「幸せ」を「結果」として捉えています。
「頑張って努力を続けていくと、いつかは幸せになれる」とイメージする人は多いでしょう。
 しかし、樺沢は「幸せは結果である」という考え方は完全に間違いだと言います。
「幸せ」とは今、この一瞬の「状態」であり、「プロセス(過程)」であり、ゴールでも結果でもありません。
 セロトニン的幸福もオキシトシン的幸福が、今ここにある「BE」の幸福であるのと同様、「DO」のドーパミン的幸福も   また、未来に幸福があるわけではなく、今ここ、現在に幸福があるのです。
 すなわち「頑張って努力した結果幸せになる」のではなく、「頑張って努力している今が幸せ」なのです。