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ライフシフトモデル① ビリオネアを目指す若き起業家

学ぶことに貪欲な目標達成型優等生

 2020年7月から9月まで、ライフシフトゼミを開催し、30代~50代の7名が参加してくれました。このうち3名の方をライフシフトモデルとして紹介します。
 
 まずは、今回ゼミ参加者で1番若い31歳の中小原千喜憲(ゆきのり)さん(ご本人の了承を得て、実名で紹介させて頂きます)の場合です。
 仕事は、物販、各種プロモーターのほかFXを主流にやっています。
 目標設定が1年で月収100万円、3年で300万円、5年で1,000万円と明確に数値化されているのが強みです。
 5年間で月収1,000万円達成する自信があると自負する目標設定は明確です。
 中小原さんの最終目標は「ビリオネア(個人資産10臆以上の人)」というとてつもない大望を持った若者です。
 中小原さんが何故これほどまで目標達成型の人になったかは、彼の経歴を見ると少し分かります。
 中小原さんは、小中学校時代野球少年で、県大会で優勝もしました。
 高専時代は勉強を頑張り、常に学年トップクラスでした。
 しかし、第1志望の大学に落ちた後は、酒・タバコ・パチンコに明け暮れる自堕落な生活をしばらく送っていました。それでも、就職は大手上場企業に入り、順風満帆なはずでした。
 中小原さんはその恵まれた環境に甘んじることなく、「自分の人生に悔いなしと笑って死ねるか」と本気で考えるようになりました。
 中小原さんは自分の無知さ、愚かさを自覚し、本を読みあさって、お金に関する正しい知識を学び、本当に自分が求めているものを得たといいます。人一倍知識や情報を得るため貪欲に努力してきた蓄積が、中小原さんの一番の強みです。

自由を求めるインディペンデント・プロデューサー

 中小原さんの自分軸は「行動して経済的自由を手に入れ、その先にある何からも支配されることのない本当の自由を手に入れる」ことです。
 本当の自由を手に入れるために経済的自由が前提になるという中小原さんの理念は明快で、実際に行動し体現しているのは素晴らしいことです。
 でも、経済的自由を前提としなければ得られないとする中小原さんが考える「何からも支配されることのない本当の自由」とは何なのかは、人により異論のあるところでしょう。
 中小原さんが優れているのは、「自分の身の回りで起こること全てが自分の責任だと思って行動している」ことです。この原理原則に沿い身をもって実践している人は、年齢を問わずそう多くはありません。
 人生を変える上で最も重要なのは、「全ての責任は自分にある」と認めることだと言い切る中小原さんは本物です。

 中小原さんの生き方をライフシフトの考え方でみると、組織に属さずに、自由と柔軟性を重視して小さなビジネスを起こす「インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)」になります。
 このステージの人たちは、事業活動自体を目的としており、試行錯誤しながら未来を探索します。
 中小原さんが将来ビリオネアになれるかどうかは分かりませんが、我が国でも若者を中心に少しずつ増えてきた「インディペンデント・プロデューサー」の先駆者の一人として、注目します。