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樺沢紫苑3つの幸福⑩

オキシトシ的幸福からドーパミン的幸福へ

 私は高齢者福祉分野のソーシャルワーカーとして60歳まで従事してきました。
 自分の性格や今までやってきた対人援助を中心とした仕事の内容から考えると、「オキシトシン的幸福」が優位にあるように思います。
 しかし、仕事を辞め還暦を過ぎてから、その幸福感が少し変わりました。
 私は62歳で一般社団法人を設立し、雇われの身だった頃とは異なり、自らお金のことを考えなくてはならない立場になりました。
 曲がりなりにも、独立事業主の立ち位置になったことで、目標達成型の「ドーパミン的幸福」も少し実感できるようになりました。
 以前は考えることはしてもなかなか行動できない性格でしたが、今は「考える前に行動する」や、「やる前に悩むではなく、やることを決めてから悩む」に、心情が変わりました。
 最近は目標達成型の生き方が習慣化し、「ドーパミン的幸福」を多く得られるようになりました。
 幸せの三段重理論にあるとおり、「セロトニン的幸福」と「オキシトシン的幸福」が「ドーパミン的幸福」の土台にあるというのも至極納得するところです。
「セロトニン的幸福」についても還暦を過ぎて、健康の有難さに目が向くようになりました。
 今まで運動とは全く縁がない生活をしてきましたが、知人の薦めでオンラインのヨガを昨年から週3回やるようになリ、1年以上継続しています。
 セロトニン的幸福がどれだけ得られているか分かりませんが、今のところ体の調子は順調です。
 また、今は会社勤めをしていないので、コロナ禍人とリアルに会うことも以前に比べて少なくなりましたが、ZOOMによる知人との話し合いやオンラインのセミナーに参加する等、オキシトシン的幸福が得られるようにつとめています。

コンフォートゾーンを出る

 私は今、「コンフォートゾーンを出る」楽しさを満喫しています。
 コンフォートゾーンは、普段私たちが行動する領域で自分にとって安心安全で快適な領域です。
 樺沢さんは「コンフォートゾーンを出て、チャレンジすることで、ドーパミン的幸福が得られると述べ、コンフォートゾーンの外に出ることが「自己成長」につながるとも言います。
 私は還暦を過ぎてから、自分がやってみたいと思うことにいくつもチャレンジしてきました。
《人生100年時代なんでもチャレンジルーム》というチャンネル名で、始めた音声配信もその1つです。
 自分が今までやったことがないことをやるには、コンフォートゾーンを出なければなりません。
 経験したことがないことをやったり、全く知らない人と話したりすることに抵抗ある人もいるでしょう。
 私の場合は、新しいことをやったり、未知なる人と出会ったりすることが、今は何より楽しみです。
 今私がお付き合いをさせて頂いている皆さんは、20代から80代まで男女性別も経歴も様々な方々ですが、その8割近くが還暦以降この5年間で知りあった人たちです。
 私の場合、コンフォートゾーンを出てワクワク感を感じることがチャレンジする原動力になっているので、ドーパミン的幸福が優位にあるようです。
 樺沢さんの3つの幸福からみて、私のチャレンジするいき方は、そこそこの幸福感は得られているのではないかと思っています。
 3つの幸福の捉え(とらえ)方を基に、自分の幸福感を一度評価してみてはいかがでしょうか。
 樺沢紫苑の『The Three Happiness~精神科医が見つけた3つの幸福』(飛鳥新社刊)は幸せを考える本ではなく、幸せになるための本です。